No.1 マンタ
石垣島と周辺離島にはマンタスクランブル、マンタシティ、ヨナラ水道、黒島、パナりマンタポイントなど複数のマンタポイントがあり、1年を通じてマンタをみることができます。
もちろん自然相手ですので100%というわけにはいきませんが、タイミングが合えばほぼ毎日同じポイントで何枚ものマンタが乱舞しているのを観察できることもあります。
No.2 コブシメ
1匹のメスを巡ってオス同士が繰り広げる戦い。足を広げると同時に体表の形や色を目まぐるしく変化させるのは圧巻です。産卵時にメスはその足をくちばしのように揃えてサンゴの間に差し込み、ピンポン玉のような卵を産みつけます。この時期のコブシメはそれほどダイバーを恐れないので、かなり近くで観察することも可能です。
No.3 ウミガメ
時折呼吸のために水面に上がってきますが、水中にいるときはほとんどの場合岩場でお昼寝です。ダイバーをほとんど気にしないので一緒に写真を撮るのも簡単。でも他の生物同様、カメに触れることは厳禁です。
No.4 ハナヒゲウツボ
ハナヒゲウツボは初めはオスとして生まれ、その後性転換します。幼魚の時は真っ黒な体に背鰭と鼻先とあご先が黄色で、成長するにつれて体の部分は鮮やかな青色へと変化します。そしてその後性転換してメスに変わり、体の色は黄色になります。
No.5 エンマゴチ
カモフラージュ上手で一見地味な魚ですが、近くで見てみるといくつにも枝分かれした綺麗な虹彩皮膜が目を覆っています。ダイバーが近づいてもほとんど動かないため、水中写真の被写体としても人気です。
No.6 アカククリ
アカククリと似た魚でツバメウオがいますが、口元が尖っているのがアカククリ、口元が尖っておらず腹ビレが黄色いのがツバメウオです。名蔵湾で見かける群れにはこれらが混在しているものもあります。
アカククリは時々ホンソメワケベラという小さい魚たちに体についた寄生虫などを食べてもらい、クリーニングしてもらうことがありますが、この時銀色だったアカククリの体の色は黒っぽく変色します。気持ちいいいというサインでしょうか。
No.7 ミナミハコフグ
浅い岩場に単独で住んでおり、体色が鮮やかなこともあり比較的見つけやすい魚です。小さいものでは1cm以下と非常に小さく、外敵から身を守るために岩場の隙間に身を隠し、ちょこちょこと動き回っています。
可愛らしい魚ですが、外敵から襲われた時には皮膚の表面から有毒な粘液を出すことも知られています。
No.8 サメ
石垣島で見かけるのは主にネムリブカで、時折サカタザメなどが見られます。
No.9 ウミウシ
大きいものでは5-10cmくらいのものもありますが、多くは1-2cm程度と小さく、探すのは大変。でもよくみると鮮やかな色や形のものが多く、ほとんど動かないので水中写真の被写体としてはもってこいです。
一年中見かけられますが、水温の低い冬場の方が数は多くなります。
No.10 エビ
体長30cmほどにもなる伊勢エビのような大型のものもいますが、多くは2-3cmの小さなもので、探すのが大変なことも。
写真のウミウシカクレエビはナマコなどに寄生していますが、一生懸命逃げ回るので、写真撮影はなかなか大変です。